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催眠療法コラム 2013年12月アーカイブ

【片頭痛】


 ストレス社会と言われる今日、頭痛を主訴に当所を訪れるクライアントさんが増えています。
 
催眠療法の中で、いつの間にか寛解して行くことも多い頭痛ですが、その成り立ちを理解し、セルフケアを心掛けることも大切でしょう。
 
 
 頭痛には、その原因から筋収縮性のものと、血管拡張性のものとに分かれます。
 
 片頭痛と呼ばれるものはその後者です。
 
 片頭痛は、脳の毛細血管が拡張することで炎症をおこし、その炎症が周囲にある三叉神経という神経を刺激し、その刺激が痛みとなって脳に伝わることで発生していると言われます。
 
 脳の毛細血管が拡張する原因には、次のものがあります。
 
 
質の低い睡眠:脳に蓄積された疲労が解消されず、ストレスが溜まっていく
 
チラミンの過剰摂取:チョコレートや柑橘類、赤ワインにはチラミンという物質が含まれている。
                          チラミンには血管収縮作用(収縮した後に拡張する)がある
 
乱れた生活習慣:夜更かしや寝過ぎなど、乱れた生活習慣も脳に影響を与える
 
過度のストレス:仕事や勉強など 
 
女性の月経前
 
低気圧の日
 
空腹
 
 
 片頭痛は、これらの原因によって脳の毛細血管が拡張することで、引き起こされています。
 
 
 現在片頭痛に悩まされている方で、これらの原因に思い当たる節がある場合は、まずはできるだけ原因を作らないようにすることが大切でしょう。
 
 
もちろん日々のストレスマネージメントのために自己催眠を習得されると、片頭痛の予防策としても期待されます。
 
 余談ですが、頭痛は心理学的には「思考の身体的拒絶」と解される事があります。
 
 
うつ病や神経症などによく起こる自動思考を止めさせようとする、‘自然の叡智’としての側面もあるのかも知れません。 
 
 

「光」と「闇」のバランス(米倉所長)

猪瀬東京都知事の政治献金疑惑、
有名飲食店のメニュー改ざん問題、
恋愛の拗れからのストーカー殺人事件…

昨今新聞の紙面やTVの報道番組を賑わすニュースを見ていると、
ある共通するものに気付かされます。
 
それは、
今まで「闇」の世界に在りながら均衡を保っていた‘何か’に「光」が当たり、
今までのバランスの保ち方では済まなくなって来ている…ということです。
 
これが時代の要請というものなのでしょうか。
 
それは心理臨床の現場でも同じです。
 
例えば
熟年離婚問題。
ある日突然、今まで長年連れ添って来た妻から離婚を突きつけられる。
何が起こったか呑み込めず、右往左往する夫。
正に青天の霹靂の状態で我々カウンセラーを訪ねて来られる訳です。
 
 
一昔前なら、
「恥は墓場まで持って行くもの」
「恥をさらすくらいなら死んだ方がマシ」
という日本人的発想で、
夫に対する不平不満は無意識という「闇」に葬られ、
意識という「光」の世界に上って来ることはありませんでした。
 
その「闇」に「光」が当たった時、
如何に自分は夫に不満を募らせて来たのか…
そしてそれに堪え、自分の人生を犠牲にしてまで尽くして、
我慢し続けて生きて来てしまったことに気付いてしまったのです。
 
もちろんその事自体に、良い悪いの判断を直ぐに下してしまうことは出来ません。
ただ光と闇の均衡が崩れた時、光だけの世界が現れるのではなく、
そこにはまた何らかの闇の世界が現れることだけは知っておかなければならないような気がします。
 
バブル時代を知る人が貧困に耐えられなくなる、
とても素敵なパートナーとの出会いがあるから、
その別れもまたとてつもなく辛くなる…
それらもまた光と闇のバランスでしょう。
 
闇を嫌い、光だけを探し求め続ける危険性を自覚し、その両方を併せ持つ度量を身につけたいものです。
 

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