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催眠療法コラム 2014年4月アーカイブ

不安になった時・・・「今、ここ」の私を生きる。とは?

不安感がお強い方は恐らく、「ああなったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」と将来に対するマイナスのイメージを描いて、最悪のケースを考えながら、無意識に防衛する心の癖がおありになります。

そんな不確定の選択肢の中で、「覚悟を決める」ということは、その行動を起こした責任を自ら自主的、主体的に取ろうとすることです。

将来起こり得るプラスのこともマイナスのことも、全て引っくるめて、「私が選んだ事」と自分自らが納得出来るかどうかが鍵となります。

将来起こり得ること、外の世界に起こることを全てコントロールすることは誰にも出来ませんが、自らの心の態度を決めて行くことは、努力次第で誰にでも出来ることであることを先ず知って下さい。

そのためには、全て思い描いているマイナスのことは、まだ起きてもいない未来のことや、とうに済んでしまった過去のことであり、「今、ここ」の私が体験していることではないことをしっかり認識する必要があります。

そして「案ずるより産むが易し」という言葉通り、想像の中の体験よりも、実際の現実の体験の方が、より楽なことの方が多いことを頭の片隅に置いておいて下さい。

「そうならないように」生きるのではなく、「そうなったらそうなったでいい」(これを逆説的志向と呼びます)と良い意味での開き直りが少しずつ出来るといいですね。

アイデンティティを確立できずにモラトリアム状態を過ごしてしまう人の心理

この春、学校をご卒業された方も、多いのではないでしょうか?
まずは、ご卒業、おめでとうございます。
新たに就職されたかたは、慣れない環境で、緊張されているかも知れませんね。

卒業はしたけれど、就職先も決まっておらず、とりあえずバイトを探している。と言う方も多いかも知れませんね。がんばって下さい。

さて、問題となるのが、その就活やバイト探しをする気力が出ないと言う方もおられます。
やらなきゃと思えども、なぜか、腰が重くて行動できない、というように理由が自分でもわからない場合もあるかも知れません。
そうした方の心理を少し、解説してみましょう。

①自我理想が高く、現実の自分との折り合いがつかずに、より理想の職業を探そうとしてしまう。
②潜在的な不安が強いため、とりあえずの世間体を守ろうとするが、社会的責任を負う自信がないので、いざ現実に向かおうとすると回避してしまう。
③何らかの発達障害を抱えており、今までのその生き難さ故に楽な方を選ぼうとしてしまう。
④今までの人生での「拘束感」を嫌い、より自由な人生を求めるがあまり、自分が何をしたいのかどんな人生を生きたいのかをまだ見つけられずに葛藤している。
⑤対人関係での何らかのトラウマ(心的外傷)や葛藤を抱えており、その傷や葛藤に触れないで済む生活を無意識に選んでしまっている。

…などです。

出来得れば、自分自身が自分の問題に気付き、自分なりの主体的な人生を選んで行ければ良いのですが…それを妨げる「何か」がある場合、自分でも無意識の領域に気持ちを閉じ込めてしまい、感じないような状態になってしまいます。

①②④は、自分自身のアイデンティティを確立できずにモラトリアム状態を過ごしてしまう人の心理です。③⑤の場合、やはりいつかは何らかの治療的な手を打たねばならないかも知れません。


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