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催眠療法コラム

クライアントとカウンセラーの相性について

カウンセラーとクライアントさんの相性はとてもあると思います。

相性が合うか合わないか分からないカウンセリングに、1時間1万円もの大金を支払うことに抵抗のある方もおられることでしょう。

しかしながら、プロのカウンセラーは相性の悪さもまたカウンセリングの中に生かしていきます。
どういうことかと申しますと、そのクライアントさんが
「相性が良くない」と感じる理由の中に、その方の問題を解決するヒントが隠されている可能性があるからです。

例えば、横柄な態度を取っているように見える男性のカウンセラーに、あなたが「何か嫌だな」と思ったとします。
経験豊富な力のあるカウンセラーは、そのあなたの微妙な心の動きを感じ取り、「何か抵抗がありますか?」と聞いてきます。
そこで「そんなことはありません」と逃げてしまえば、「相性の良くないカウンセラーだった」で終わってしまうのですが、しっかりとカウンセラーと向き合い、「あなたの態度が横柄に見えて…」と正直に話すことで、カウンセラーから「そうですか…私の態度が横柄に見えたんですね。ごめんなさい。ところで、身近にあなたが横柄に振舞われて、嫌な思いをしている人とかはいますか?」と聞かれ、その流れで「そう言えばうちの父が昔から…」と問題の核心に近づく…というようなことがカウンセリングの中では日常茶飯事に起きてきます。

これは一つの例ですが、時には「あなたの態度が横柄に見えて…」と言ったら怒り出すカウンセラーもいるかも知れません。
そんなカウンセラーこそ、相性の悪いカウンセラーなのではないでしょうか?

そのようなカウンセラーはもちろん論外ですが、カウンセリングに支払う1万円を生かすも殺すもあなた次第…という側面があることも心得ておいて下さい。

当たりかハズレか…みたいな受け身のギャンブルではなく、あなたが主体的、自主的に支払う料金だからこそ、カウンセリングが「効く」のだということを心の片隅に置いておいて下さい。

【残酷な漫画が流行る訳】

【残酷な漫画が流行る訳】
先日、日経ビジネスから「なぜ紙媒体が不況な折、漫画だけは好調な売り上げを継続し、特に残酷な描写のあるもの程売れる傾向にあるのは、今の社会の闇の部分を映し出しているのではないか。その辺りを専門家として分析して欲しい」との依頼があり、その取材の様子が12/11の日経ビジネスオンラインに掲載されました。
 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20141210/274992/
 
「闇」と言うと、あまり好まれない、ともすれば排除すべきもののイメージがつきまとうのですが、実際に臨床に携わってみると、現代のインターネットやバーチャルな思考、イメージ優先の世界に浸っていると、リアリティに代表される生々しい実感の欠如が様々な問題の元になることが多いように思われて来ます。それを補う為の、残酷さ、生々しさと考えると、一概にいけないこと、忌み嫌うべきものとしてはいけないような気がして来る訳です。自然にあるものを排除しようと切り離せば、それに伴う渇望もまた生まれて来る…それが自明の理なのかも知れません。
 
物事を良い悪いだけではない視点で観る心…これからの時代には特に大切なことのように思われます。
 

心気症と、ご家族の対応について

自分の身体のことに対して「いつもと様子が違う。自分は病気なんじゃないかしら?どこか悪いんじゃないかしら?」と気をもんで神経質になってしまう事を、「心気症」と呼びます。

心気症は周りの方が「気にするな」という態度を取れば悪化しますし、とは言え周りの方が共感し続けるのも大変な症状ですから、ご本人への対応を、どうしたら良いか分からなくなる事があるのも無理もありません。

ご本人様も心のどこかでは、「気にする自分が嫌」と思いながらも、気になって気になって仕方がなくなるのが心気症の症状ですから、周りの方も、「気にする」ことに否定的な態度はなるべく取らない方が良いでしょう。

とは言え、現実にはない身体のことを心配される訳ですから、受容的な態度はなかなか取り難いものです。


実は心気症に罹患される方の多くは、「寂しい」とか「不安だ」という気持ちを素直に表現できません。
そう言いたくても、「迷惑を掛けたくない」とか
「そんな自分はみっともない」という
倫理観念が強く、本当の気持ちを意識化して表現することが苦手です。

そこで、症状という正当性を無意識に作り出されて、「こっちを見て!」を、これまた無意識にやってしまうのです。

心気症は、ご本人に外に興味のある事ができて来たり、自分が必要とされる体験が再び持てるようになると、急激に快方に向かうことのある症状ですから、ご家族の方々も症状をご本人様の寂しさや、今後の不安として捉え、是非愛情を持って接してあげて下さい。

ダブルバインド(二重拘束性)とは?

ダブルバインド(二重拘束性)とは「相反する2重のメッセージ」のことです。

例えば、お母さんが「さあこのケーキをお食べ」と、自分が欲しそうな顔をしながら子どもにケーキを差しだす場面を想像して下さい。

子どもさんは、「食べてもいい」と「食べてはダメ」という二つの矛盾するメッセージに縛られ、どうしていいか分からなくなる…正にこれがダブルバインドなのですが、そのお母さんの意識の中には、「私は母親なんだから子どもにケーキをあげなきゃ」という考えを持つ自分と、「でも私も食べたい」と心のどこかで思ってしまっている自分がいる訳です。


人間には意識の階層があり、その違う階層から無意識的に別々の矛盾するメッセージを発してしまうのがダブルバインドをしてしまう人なので、ご本人がそのことに気づかなければ、永遠にし続けてしまうことになります。


また、ダブルバインドのメッセージを受け続けた人もまた、人にダブルバインドなメッセージを発信する癖がついてしまったり、葛藤に縛られ、自分本位での決断が出来なくなったり、後から、「あの選択をして良かったのだろうか?」と繰り返し悩んでしまう事が多くなることとなります。
自分の決断に責任を負えなくなってしまうのですね。

ダブルバインドをしてしまう方は、簡単に言ってしまえば、自己一致が出来ていない人です。

その矛盾する思いの両方を自分のものとして意識できれば、自己一致し、「お母さんと半分こしようか」と言えるのでダブルバインドは発生しないのですが、前者の「私は母親なんだから子どもにケーキをあげなきゃいけない」という倫理観念が強すぎると、後者の「私も食べたい」を抑圧し、全く自分が欲しがっているとは自覚(意識化)できなくなってしまいます。
これが自己の不一致です。

周りからはその二つの矛盾するメッセージが明確に感じられるのですが、ご本人がそのことを認め、受け入れられなければ、残念ながら直して行くことは出来ません。

ただ、以上の事を理解し、無意識にそうしてしまう方の気持ちを解ることで、ダブルバインドの犠牲にならない術を身につけて行くことは出来るのではないでしょうか?

【ポジティブ・シンキング⑤】

人間ですから、

 

時には心配事が先に立ち、

 

プラスイメージが描けないこともあるでしょう。

 

それなのに、

 

「プラスイメージが描けない自分はダメだ」

 

と心の何処かで自分を否定し、

 

ネガティブ・シンキングに無自覚で陥ってしまっているのです。

 



確かに前回お話しした通り、

 

ポジティブ・シンキングには多大なる可能性が秘められています。

 

しかしながらどんなに素晴らしい事でも、

 

それに拘り、囚われ、

 

「そうならなければいけない」

 

と自らを枠にはめようとすると、

 

本末転倒の結果になりかねないわけです。

 

なかなかポジティブになれない自分を許しつつ、

 

やがてもっとポジティブになろうと素直に思える心こそが、

 

真の意味でのポジティブ・シンキングなのかも知れません。

 




【ポジティブ・シンキング④】

・・・その本を読まれた読者の方々から

数多くの同じようなお問い合わせを頂いたのです。

 

「ポジティブ・シンキングの大切さはとても良く理解出来たのですが、

いざそれを実行しようとしてもなかなか出来ないんです。

どうしてもマイナスのイメージが先に立ってしまって、

プラスのイメージが描けない。

催眠でプラスのイメージが簡単に描けるようになりますでしょうか?」

 



皆さんはもうお気付きでしょうか?

 

実はこのようなお問い合わせを頂いた多くの方達は、

 

知らず知らずの間に
「ポジティブ・シンキングにならねばならない」
というネガティブ・シンキングに陥ってしまっているのです。

 

つづく



【ポジティブ・シンキング③】

前回ポジティブに物事を捉え、

 

考える事の効用のお話をしましたが、

 

今回はそのデメリット…

 

ポジティブ・シンキングの落とし穴についてのお話を致しましょう。

 

 

何年も前のことになりますが、

 

ポジティブ・シンキングの重要性について書かれたあるDr.の著者がベストセラーになったことがありました。

 

プラスのイメージを描くことで、脳内物質の代謝が活発になり、

 

その結果自分の描く理想の人生を手に入れることが出来る…

 

簡単に言ってしまえば、そのような内容の本だったのですが、

 

その本を読まれた読者の方々から数多くの同じようなお問い合わせを頂いたのです。


つづく

 

 

 

【ポジティブ・シンキング②】

それは、なかなかリハビリで功を奏さない方々が、

 

事故前、病前の元気だった頃の自分と比較して

 

「昔はあんなに元気だったのに…」

 

と悲観して考えるのに対して、

 

どんどん右肩上がりに良くなって行く方々やその周りの人達は、

 

一番状態が悪かった頃の自分と今自分とを比較して

 

「これもできるようになった。あれもできるようになった」と、

 

少しでも良くなったところを素直に認め、

 

やがてもっと良くなって行くでだろうと楽観的なイメージを描いている傾向があることをつきとめたのです。

 

同じ事をしていても、

 

ものの観方や考え方一つで結果に差が出て来てしまう…

 

それを恐ろしいこととして悲観的に捉えるか、

 

ああそうかと、楽観的に希望を持てるかによって、

 

その結果もまた違ってきてしまうのかも知れません。

 

あなたはこの事実をどう捉えますか?

 

つづく 

 


【ポジティブ・シンキング①】

交通事故などで障害を負った方、

 

脳梗塞などの疾患で後遺障害が残った方たちが、

 

リハビリに励み、それを克服して行く為には、

 

並大抵ではないご本人の努力と、

 

絶え間ない周りの支援者のご助力が必要になります。

 

しかしながら、その努力のみならず、

 

本人や周りの方々のどんな意識がリハビリの結果に良い影響を及ぼすのかが、

 

次第に明らかにされて来ているようです。

 

それは・・・



つづく

 


適応障害にまず必要なこと

適応障害の症状として、動悸、めまい、吐き気、息苦しさ、不眠、恐怖、肩こりなどがあります。
原因は職場の「苦手な仕事」と「人間関係」などの負担が、多重にかかった時に発症いたします。

場合によってですが、仕事のうち、どうしても処理できないこと、それを苦手な上司に話しかけることができる日とできない日があります。

精神的に体調が悪い日がずっと続くとずっと話せなくなってしまい、叱られてしまう様な状況が生まれてしまいます。
そのためますます会話がなくなり、どんどん仕事がやりにくくなって来ていきます。
職場の席についてもドキドキが続いて何も手につかない様な事も増えるかも知れません。
また、苦手な人が休んで不在の日は、平常心を保って仕事をこなせたりもします。

また病気ではなくて、単に自分の能力が無い、やる気が無い、怠け者なだけなのではないかと、自分を責めてしまわれる事も多いようです。

不安と恐怖と葛藤でかなり心理的エネルギーを費やしてしまっていますから、先ずは心療内科で処方されるお薬(恐らく最初は抗不安薬や睡眠導入剤)を服用しながら、休養を取りつつ様子を見る必要があります。

環境要因としての上司とのご関係や、苦手な仕事に対する取り組み方、モチベーションの保ち方等については、それらを現実に何とかできるエネルギーの回復を待ってから検討した方が良い場合があります。恐らくその様な状態では、不安が先に立って、行動を阻害するのが関の山でしょう。

先ずは①不安をやわらげること、その中での②エネルギーの回復をはかること、その後の③環境要因の改善…の順番でおすすめ下さい。

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