HOME > 催眠療法コラム > 「気晴らし」に関する、うつ状態とうつ病の違い

催眠療法コラム

< 想像力とカウンセリング(後編)  |  一覧へ戻る  |  幸せになれる人、なれない人 >

「気晴らし」に関する、うつ状態とうつ病の違い

うつ状態とうつ病(Depressive Disorder)とは厳密にはかなり違いのある病態です。

うつ病であるなら、かなり心的肉体的エネルギーが枯渇した状態ですから、例え健康な時には楽しめたご旅行でもお勧めは出来ません。相当シンドイ思いをして帰って来られると思います。

うつ病に罹患された方がよく医師から勧められる毎日の散歩でさえも、気分転換が出来ない状態であるならば、ただの苦痛に過ぎないでしょうから、無理に続ければ症状は悪化します。

そもそもうつ病に罹患すると、寝ていてもなかなか安静が保てなく(リラックスして考えないことが出来なく)なりますから、投薬によって強制的にでも休ませなければならなくなるわけです。

しかし軽いうつ状態やうつ病の寛解期であるなら、転地療法が功を奏する場合があります。いわゆる「気分転換」が出来る可能性があるからです。

その場合には、抑うつの原因となる環境から一時的であれ離れることで、かえって心理的肉体的な「安静」が得られるからだと考えられます。

因みに長期の転地療法の場合、日常とは異なった気候や風土に身を置くことで、常同性が崩れ、環境の変化に生理的に適応しようとする力が働いて治癒や癒しに繋がるとされますが、エネルギーレベルが低い時には、その環境の変化そのものがストレスになり、症状が悪化する可能性があるので要注意です。
 


< 想像力とカウンセリング(後編)  |  一覧へ戻る  |  幸せになれる人、なれない人 >

このページのトップへ