催眠療法コラム

自分が自分でない感覚 離人症

「自分が自分じゃない感覚」…辛いですよね。

この感覚を「離人感」というのですが、多くの場合、他人に見せる自分と本当に感じたり思ったりしている自分との解離(自我の防衛機制の一つ)が激しくなると出て来る症状です。

おどかすわけではありませんが、あまり長い間続くと症状が定着し(離人症といいます)、本当の自分になかなか返れなくなって、もっと辛くなってしまいますから、そのような場合は早く手を打った方が良さそうです。

一番の手立ては、他者からの評価や世間体を気にせず、自分の気持ちに素直でいられるように生活することなのですが、他者から見たあなたが「こういう人」と固定観念で見られていると、なかなかそれを崩して行くのは大変なこととなるものです。

そこで、本音を語れるご家族やご友人に、見栄を張らずに自分の感情や気持ちを伝える練習をすること…それが出来ないのであれば、専門家であるカウンセラーに今の正直な気持ちを伝えて行くことをお勧めします。