体験談

親子関係 ニートの息子 65歳の母

同居している息子のことで、相談に伺っております。

息子はもう34歳になるのに、定職に就いておらず、いわゆるニートの生活を送っ
ています。

本当なら息子自身にカウンセリングでも受けてもらって、仕事への意欲を 持っ
てもらいたいのですが、私ども親の言う事は馬の耳に念仏で、将来のことを言い出す
と不機嫌になって話になりません。母親である私も、育て方が悪かったのでは
ないだろうかと自分を責める気持ちが強く、不安やら罪悪感やらで悲観的になっ
て、体調を崩しておりました。

研究所に初めて相談させていただいたところ、「息子さんの事も心配です が、
何よりお母さんであるあなたが、肩に重い荷物を背負われてしまわれてようで
す。大変でしたね。お母様の育て方が悪かったわけではあり ませんよ。一緒に
考えてまいりましょう」とおっしゃっていただき、どんなに救われたことでしょう。

私が私自身のためにお世話になることになりました。

私に温かい言葉で励まして頂きながら、親子関係のことにも深く考える事 が出
来ました。やはり子供可愛さからか、過保護にはなってしまっていたのだろうと
思うと同時に、私と夫との関係にも考えさせられることに なりました。

色々な重なり合った原因や心の仕組みが、今日の家族の現状を作り出して いる
のだなぁと改めて思いました。

絡み合った糸はそう容易くほぐせるものではありませんが、つい私自身の 不安
から逃れようとするあまりに息子に過保護にしてしまっていたことに気が付いて
からは、先生方に励まして頂きながら、少しずつ親離れ出来て、自分の不安に
対しても自分で向き合う事が出来て来たように思います。

根気良くお話を聞いて、その都度足元を照らして頂きましたこと、感謝し てお
ります。

今後ともよろしくお願い致します。

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