体験談

上がり症

上がり症

私は大勢の人前で話をするのがとても苦手で、自分でもこの上がり症を何 とか
したいと思っていました。

子供の頃から、国語の授業の朗読など、声が震えるし、いつ自分が指名さ れる
かわからないですから、気がきではありませんでした。

思えば、実際漢字の読みを間違えてみんなに笑われてしまったことがきっかけだっ たと思います。

社会人になり、人前で発言しなければならない機会も増え、どんどん苦手 意識
だけが募るようになりましたが、昇進を気に、朝の朝礼で毎朝人前で話さなけれ
ばならなくなった時、もうカウンセリングでも受けてどうにかするしかないと
思いました。それほど苦痛だったのです。

探してみると、催眠療法というのがあることがわかりました。
「意思ではコントロールできない潜在意識に働きかける」と言う部分に惹かれてこちらに通って
みることにしました。

カウンセリングでお話をしていて、いかに自分が「気が弱くて、そんな自 分が
悪い、嫌い」であったかを知りました。でも先生から、気が弱いのは悪いことで
はないし、気が弱いということでもない。真面目に取り組 む人ほど緊張もす
る、自分がしくじるイメージが強すぎる、などアドバイスを頂き、自分を見る目
が変って行きました。

今思えば、当たり前のことを言われたのかも知れませんが、自分では自分 のこ
とがよく見えていなかったのだろうと思います。

人が失敗しても許されるのに、なぜか自分だけは許されないようなイメージが
あって、催眠療法の中で、上手くしゃべれている自分をイメージしたり、失敗し
てもみんな笑って許してくれるようなイメージを思い浮かべることで、段々失
敗を恐れる気持ちも軽減していけたと思います。
ありがとうございます。

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