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催眠療法コラム

精神の状態と肩こり腰痛の関係

精神疾患と肩こり頭痛などの身体症状は、その軽重の差こそあれ、セットで付いて来ることが多いです。

その症状から来るストレスにより、自律神経の交感神経が優位になるためと思われますが、病前性格などにより、真の意味でのリラックスがなかなか出来ないこともその要因の一つでしょう。
また、肩こり腰痛は痛みを伴いますが、その痛みのせいでより余計な力が入ってしまったり、リラックスできず、神経や脳も休まらないと言う悪循環になってしまいます。

軽いストレッチやぬるめのお湯にゆっくり漬かったり、マッサージやヨガをしたりするなど、筋肉のコリをほぐすことで、心身ともに安定することが期待できます。

痛みが緩和されるだけで、夜ぐっすり眠れたりするので、それだけでも精神状態には良い影響となります。

心と身体は繋がっていると言う事ですね。

会話中の視線はどこに合わすか?

人と会話中に、視線のやり場をどうすれば良いか困ると言う方も多くおられます。

もし相手の左右の目で、好きな方の目があれば「好きな方の目を見れば良い」し、なければ「おでこを見れば良い」と思います。
「相手の目と目の間の、鼻の手前5センチ辺り」が自然、とも言われます。
補足として、よく大人から、「人と話す時は、ちゃんと目を見て話しなさい」と言われますが、実際に人と話をする時に、ずっと相手の目を見ている人は、ほとんどいないそうですよ。

最初の2秒位視線を合わせて、あとはたまに、鼻の辺りを見るのが一般的かと思いますし、相手もその方が気楽だと思います。

もし意識してしまい、話に集中出来ない様なら、もう目を見るのをやめてしまっても良いのではないでしょうか?
目を見ない事で、話に集中できて、会話が自然にできるなら、その方が、お互いにリラックスしやすいと思います。

「自己卑下」「自己否定」について

日常的に何かする時、人と関わる時に、自分を見下して自分には価値がないかのように思ってしまう人がおられます。

心理学的な言い方をすれば、「自己卑下」「自己否定」が強いということでしょうか。

精神分析の自我の構造論から言えば、自己を監視し、常に理想的な自分であろうとする超自我の働きが強すぎるということなのでしょうが、監視されてる側の自分からすれば、それはとても辛いことです。

元々日本人の気質には、自己主張せずに常に謙虚であることが美徳とされる価値観がありますが、辛いとなるとそれをかなり越えてしまっている感は否めません。

何かをする時や、人と関わる時に「自分なんかが、おこがましい」と感じてしまうのは、常に理想の自己像をどこかで求めてしまうか、無意識の世界に強い劣等感コンプレックスを持ち、正当な自己評価が持てていないからのように思います。

心の病と食事の関係

脳内の神経細胞(シナプス)を強く作るための栄養素や、セロトニンなどの神経伝達物質を作り出すための栄養素などは、特にうつ病やパニック障害、神経症に罹患されている方は、健康的な方に比べて多く必要になってくると言われています。

SSRIやSNRIなど、精神疾患に出されるお薬は、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質そのものを増やす働きや神経細胞そのものを元気にする働きはなく、脳内での再取り込みを阻害するためのお薬です。

具体的に必要な栄養素は、食餌療法を行っている精神科や心療内科にいる管理栄養士さんの指示に従って頂きたいのですが、一般的には

①単糖類の食べ物よりも多糖類の食べ物
炭水化物には単糖類・二糖類・多糖類の3種類あり、ゆっくり吸収される多糖類の順番としてパスタ>そば>うどん>白米やパンです。

②ビタミンB群を多く含む食べ物
ビタミンB群には、8種類のビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)があります。B群のビタミンはお互いに協力関係をもちながら、様々な物質代謝に関わっているためビタミンB群とひとまとめにされるのです。
摂取されたビタミンB群は、小腸から吸収されて体内を巡り、体内すべての細胞にエネルギーを供給するために働きます。
胚芽米・玄米・豚肉・うなぎの蒲焼・卵・納豆・マグロの刺身・レバー・牛乳・小松菜などに多く含まれています。

③トリプトファンを多く含む食べ物
安心感を感じるための脳内物質「セロトニン」の原料となるたんぱく質です。
牛乳やチーズなどの乳製品、納豆などの豆類や白米などの穀類、肉類、バナナなどの、食卓でもお馴染みの食品にも含まれています。

以上が脳内環境を整えるために必要な食べ物だと言われています

日本における精神疾患への理解と日本文化の関係

日本人には、独特の文化である「みな一緒でなければならない」という精神的閉鎖性があるように思われます。

自分と違うもの、“みんな”と違うものを蔑視し、同じであることで安心しようとする心性ですね。

心の病や発達障がいを持たれる方々に関する理解が少しずつ日本でも定着して来てはいるものの、精神疾患や障がいと聞いただけで、この蔑視の傾向が強くなるのは、日本人がまだまだ断トツなのではないでしょうか?

その反面、「みんなが辛い」「みんなでがんばろう」という状況では、非常に団結し、辛抱強い民族でもあるかと思います。東日本大震災の際でも海外から苦境にあっても冷静さを失わなかった日本人の姿勢には、海外からも評価を受けた事は記憶にも新しいものです。

しかし、その結果として、精神疾患を持つ方たちに対する社会の受け入れ体制の不充分さや、例え受け入れたとしても、理解不足のために適材適所の人事が行えず、かえって再発や不適応を起こさせてしまうなどの問題が起きているように思います。

その他、欧米諸国にはある宗教が、日本人の心性には馴染めず、人生観や死生観の拠り所となるものが希薄であること等、QOL(クオリティー オブ ライフ)の低さの要因となるものは多々ある気がします。

PTSD〜心的外傷後ストレス障害

 今回は比較的知られるようになって来た、PTSD=心的外傷後ストレス障害についてお話ししましょう。


 



PTSDを引き起こす可能性のある出来事として、次の3つが上げられます。

 


①事故による死亡や負傷

②意図的な行為による死亡や負傷

自然災害


 

それぞれ心に傷を遺すには十分たるものですが、②の負傷の中には、パワハラやセクハラ、モラハラなどの長期間に及ぶハラスメント(嫌がらせ)なども含まれます。

 



また以外と一般には知られていないものとして、人災と天災とでは被害者の症状が違うことが上げられます。


人災での症状の特徴である

①繰り返し悪夢を見る

②他人から切り離されたように感じ、以前楽しめていたことに興味を失うなどのいわゆる精神的麻痺は天災では少なく①考えようとしないのにふと天災のことを考える
②不眠

③突然の物音や動きへの大げさな反応(びくつき)

④記憶力や集中力の低下
などのPTSDの典型的な症状を示すことが多いと言われます。

 



天災での症状は日常生活では誰からも気づかれることが少なく、一人苦しんでいるケースが多く見られます。
それは、「苦しんでいるのは私だけではない」とか「みんな頑張っているるのに私だけ苦しいなどとは言ってられない」等、私が辛いとは言い難いシチュエーションであるだけでなく、「私が弱いからいけないのではないか」という、自責や自戒の気持ちが無意識的に存在するからに他なりません。

 



しかし、トラウマが精神的に比較的強い人をも打ちのめすことがあることは厳然たる事実です。

 

PTSDに罹患した人が絶対に忘れてはならないのは、PTSDをもたらしたのは他ならぬ自分自身であると考えないこと、自制心さえ取り戻せばPTSDに打ち勝つことが出来る…と思わないことでしょう。

 


PTSDは誰もがなり得る精神疾患であり、自分が弱いから掛かる病気ではないことを知っておきましょう。


医師による精神疾患の診断の流れ

様々な症状がある場合、自分はどんな病気なのだろう?と不安に思われる事でしょう。

精神的な問題がある場合も、千差万別、実に色々な症状が出たり、消えたりするもので、それらを総称して「不定愁訴」と呼んだりいたします。

そのような場合、一見同じ症状でも、他の疾患である可能性もありますから、専門の精神科や心療内科の医師でもなかなかすぐに断定することは出来ません。
そのため、最近の精神科や心療内科では、あまり単一の疾患名で診断しないことが多くなっています。

現在日本の精神疾患の診断には、アメリカ精神医学会で出しているDSM-ⅣかWHO(世界保険機構)で出されているICD10が用いられるのですが、これらは多軸評定といって、同じ症状でも、そこに患者のパーソナリティの影響が含まれるか否かなど、細かな視点を用いて診断する手法が取られています。

ですから、出した薬が効いたか効かないか、他にどんなエピソードが語られるかなど、経過を見ながら確定診断がおりるまで数ヶ月を要することが少なくありません。

その意味で、初診時や数回の通院で確定診断が下されることの方が、より治療においてのデメリットが生じる可能性があるわけです。

また、少しご年配の方など、お医者さんに何か聞きたい事や、言っておきたい事などがあっても、遠慮してしまい言えないでおられる方も多いようです。

インフォームド・コンセントといって、医師側には治療の経過や出された薬の効用、副作用など、情報を開示する義務があります。遠慮される必要はありません。

カウンセリングの起源

カウンセラー(カウンセリング)の起源は20世紀初頭のアメリカにあると言われており、それは“職業指導”の分野から始まりました。

20世紀初頭のアメリカでは、産業の構造が著しく変化し、従業員の雇用は本人の適性や志向性を全く考慮せずに行われていたため、短期間で退職する者が続出したと言われます。

このような状況を打開するために、フランク・パーソンズが、ボストンに職業指導局を開設して、個人を適材適所に置くよう指導を行いました。この担当者のことをカウンセラーと呼んだのが始まりです。

パーソンズの理論は「マッチング理論」といい、人間が自己実現するためには、しっかりとした適材適所の職業に就くことが大切であり、
1.職業の分析
2.個人の分析
3.総合行為としてのカウンセリング

以上の3つのプロセスを通して指導、援助する人がカウンセラーであるとされました。これがカウンセラーの起源であると言われています。

催眠のイメージ

【催眠のイメージ】

 


「恐くなくて良かったです。」
「これが催眠なのですか⁈」



 

初回のセッションの後のクライアントさんの反応は様々です。

 

しかし共通して言えることは、皆さんそれぞれの中に「催眠」なるもののイメージが良かれ悪しかれ存在し、時にはその後の経過に多大なる影響を与えるものであるということです。

 

その意味で、催眠とはどのような状態で、催眠に入るとどうなるかを正しく理解して行くことはとても大切なことなのです。

 



初回から催眠に深く入れたと自覚する人は約30%、入れたかどうか良く分からなかったと言う方が約40%、全く入れなかったと感じる方が約30%という割合です。

 

その中で全く入れなかったと言う方にお話を聴いてみると、

その根拠は

 


「声が聞こえたから」
「身体を動かすことが出来たから」
「暗示に反応しなかったから」

 

というお言葉が返って来ます。



 

しかし実は催眠中でも、声も音も聞こえ、身体を動かすことも出来、浅い催眠では暗示に反応しないことも多々あるのです。

 



催眠状態がどんな状態であるかを正しく理解していないと、せっかく催眠状態に入っているのにも関わらず、自分は催眠に入れない、自分には催眠療法は向いてない…などと思ってしまい、マイナスの暗示を自らに掛けてしまう結果になり兼ねません。

 



その意味でも、催眠状態を正しく理解し、正しいイメージを持ちながら催眠療法を受けることが、先ずは大切になって来ます。

 



5月病の対処の仕方

春。
新入学、新入社。そうした方は、おめでとうございます。
職場異動された方も多いかもしれません。

そして、新しい環境で、緊張されておられる方も。
少し慣れてきた頃に、気分が落ち込む。そんな5月病の季節でもあります。

大学1年生などに多いのですが、大学に入学する事が大きな目標だった場合など、入学してしまった後に、目標を見失ってしまい「うつ状態」のような無気力で無感情になってしまう事もあります。

それは、軽いうつ状態と同じ状態です。

特にストレスや悩みが自覚としてなくても、脳内伝達物質というのが伝達不足だとうつになります。
また、すでに感情が鈍くなってしまっているために、ストレスや悩みを感じなくなっている事もあります。我慢強いあまりに、こんな悩みは大した事ない、と過小評価してしまっていて、でも実際は心の深い所では抱えきれなくなっている事に気づいていない様な場合もあります。

夜に良く眠れなくなるというのも、うつの特徴です。

そのような場合は、精神的なエネルギーが十分に溜まるまで、無理せずに友人・同僚とも少し距離を置いて、しばらく様子を見た方が良いかも知れません。
エネルギーが溜まれば、自然と楽しく、気力も出てくると思います。

それでも改善しないようなら、大学のスクールカウンセラーや、民間のカウンセラー、行政の福祉課のカウンセラー、心療内科などにご相談されてみてはいかがでしょうか?

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