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催眠療法コラム

カウンセリングの起源

カウンセラー(カウンセリング)の起源は20世紀初頭のアメリカにあると言われており、それは“職業指導”の分野から始まりました。

20世紀初頭のアメリカでは、産業の構造が著しく変化し、従業員の雇用は本人の適性や志向性を全く考慮せずに行われていたため、短期間で退職する者が続出したと言われます。

このような状況を打開するために、フランク・パーソンズが、ボストンに職業指導局を開設して、個人を適材適所に置くよう指導を行いました。この担当者のことをカウンセラーと呼んだのが始まりです。

パーソンズの理論は「マッチング理論」といい、人間が自己実現するためには、しっかりとした適材適所の職業に就くことが大切であり、
1.職業の分析
2.個人の分析
3.総合行為としてのカウンセリング

以上の3つのプロセスを通して指導、援助する人がカウンセラーであるとされました。これがカウンセラーの起源であると言われています。

催眠のイメージ

【催眠のイメージ】

 


「恐くなくて良かったです。」
「これが催眠なのですか⁈」



 

初回のセッションの後のクライアントさんの反応は様々です。

 

しかし共通して言えることは、皆さんそれぞれの中に「催眠」なるもののイメージが良かれ悪しかれ存在し、時にはその後の経過に多大なる影響を与えるものであるということです。

 

その意味で、催眠とはどのような状態で、催眠に入るとどうなるかを正しく理解して行くことはとても大切なことなのです。

 



初回から催眠に深く入れたと自覚する人は約30%、入れたかどうか良く分からなかったと言う方が約40%、全く入れなかったと感じる方が約30%という割合です。

 

その中で全く入れなかったと言う方にお話を聴いてみると、

その根拠は

 


「声が聞こえたから」
「身体を動かすことが出来たから」
「暗示に反応しなかったから」

 

というお言葉が返って来ます。



 

しかし実は催眠中でも、声も音も聞こえ、身体を動かすことも出来、浅い催眠では暗示に反応しないことも多々あるのです。

 



催眠状態がどんな状態であるかを正しく理解していないと、せっかく催眠状態に入っているのにも関わらず、自分は催眠に入れない、自分には催眠療法は向いてない…などと思ってしまい、マイナスの暗示を自らに掛けてしまう結果になり兼ねません。

 



その意味でも、催眠状態を正しく理解し、正しいイメージを持ちながら催眠療法を受けることが、先ずは大切になって来ます。

 



5月病の対処の仕方

春。
新入学、新入社。そうした方は、おめでとうございます。
職場異動された方も多いかもしれません。

そして、新しい環境で、緊張されておられる方も。
少し慣れてきた頃に、気分が落ち込む。そんな5月病の季節でもあります。

大学1年生などに多いのですが、大学に入学する事が大きな目標だった場合など、入学してしまった後に、目標を見失ってしまい「うつ状態」のような無気力で無感情になってしまう事もあります。

それは、軽いうつ状態と同じ状態です。

特にストレスや悩みが自覚としてなくても、脳内伝達物質というのが伝達不足だとうつになります。
また、すでに感情が鈍くなってしまっているために、ストレスや悩みを感じなくなっている事もあります。我慢強いあまりに、こんな悩みは大した事ない、と過小評価してしまっていて、でも実際は心の深い所では抱えきれなくなっている事に気づいていない様な場合もあります。

夜に良く眠れなくなるというのも、うつの特徴です。

そのような場合は、精神的なエネルギーが十分に溜まるまで、無理せずに友人・同僚とも少し距離を置いて、しばらく様子を見た方が良いかも知れません。
エネルギーが溜まれば、自然と楽しく、気力も出てくると思います。

それでも改善しないようなら、大学のスクールカウンセラーや、民間のカウンセラー、行政の福祉課のカウンセラー、心療内科などにご相談されてみてはいかがでしょうか?

心理カウンセラーの資格

カウンセラーとして現在日本で一番メジャーなのは臨床心理士という資格です。

この資格は国家資格ではないものの、文科省公認の臨床心理士資格認定協会という団体が発行していますので、心理学の基礎知識から臨床心理学という専門分野までをきちんと勉強しなければ取れない資格です。

ただし、大学院の修士課程を終了し、何年かの臨床経験を積まなければ受験資格が得られませんので、それなりの狭き門になっています。

上記の認定協会指定の大学院(卒業後に受験のために必要な臨床経験の長さにより、第一種、第二種と別れています)は、次のHPを参考にして下さい。
http://www.fjcbcp.or.jp/

カウンセラーという職業は、様々な立場、様々な価値観を持つ人たちの悩みや苦しみと向き合う職業です。その意味で、勉強はもちろんのことですが、沢山の社会経験を積むこと、沢山の挫折や成功の体験を積むことも、その後のカウンセラーとしての実力に影響します。

カウンセラーとしての資質を磨くために、きれいごとでなく、自分自身の様々な体験に開いた日々をお送る必要があるものでしょう。


優しさとは?

「優しさ」の定義は「愛する」ことの定義と同じように厳密には存在しません。
それは人類の永遠のテーマであると言われているように、「形」のないものだからと思われます。

 
まず自分に優しく生きること…
自分に対する理解が深まることで、自分に対する否定感が低くなり「自分を許せるようになる」事。
 
そうなれたら、今までよりも一歩「自分に対する優しさ」に近づけたと言う事なのではないでしょうか。
自分が自分自身に優しくなれた時、胸やお腹の辺りがほんわりと温かく感じて来ます。
今まで張っていた身体の緊張が緩み、心が穏やかになっていることに気づくでしょう。

自分が自分にどう関わればそうなるのかは、それぞれ自分自身が体験し、現実の中で実感しながら学んで行く他はありません。
それと同じように、他人に対してどう関わることが優しさなのかも、試行錯誤しながら「自分なりの優しさ」を見出して行く以外はないのです。
「優しさ」に形はありません。
ある優しさの形に自分を当てはめて生きようとする人よりも、「本当の優しさとは何なのか」を常に自問自答しながら生きる人の方が、私はずっと優しい人に感じます。
あなたがその自問自答の中で、「ああ…私は人にこうしてもらいたかったんだ」という「優しさ」の実感に出会われることで、どうすれば人に優しく出来るかを学んで行けるものかと思います。


少なくとも、おとなしく黙って相手のいう事を聞き、逆らわないことが優しさではないことだと思います。

青年期のアスペルガー症候群

アスペルガー症候群(高機能自閉)の方は、とても生き難さを感じて生きておられる方が多いと思います。

物事に対して、「スルー(あまりこだわらず流す事)」や「許す事」が出来ない「執着」が強い事が顕著であり、頭では理屈が分かっているだけに、そう出来ない辛さに拍車を掛けてしまいます。

高機能自閉の方個々により、その執着の度合いも異なりますから、全てのアスペルガーの方が同じように辛いとは言い難いのですが、しかしながら執着が強い傾向を、仕事なり趣味になり生かす事が出来れば、また新たな世界が生まれる可能性も併せ持つのだということを知っておいて頂きたいと思います。

それぞれの方の個性が、より良く生かされるよう、応援しています。

また、青年期、特に10代の後半から20代の前半に掛けては、発達心理学的に言えば「アイデンティティ(自我同一性)」の獲得時期に当たりますので、両極に揺れる体験…善と悪、清廉と醜悪、依存と自立などの葛藤がその年代には顕著になる傾向があります。

ただでさえ「スルー」や「許す事ができない」傾向も、発達障害から来るものなのか、それとも上記のような正常発達の途上に於いて起きて来たものなのかは、今後の経過を見てみないとなかなか確定できないことですが、一般的な人と比べても、その悩みは深いものとなりがちです。

催眠療法とは? 一言解説

催眠療法の歴史は古く、最古の記録は古代エジプトの時代にまで遡ります。メスメリズムの時代を経て近代の催眠療法は、第一次世界大戦中に戦争神経症(今で言うPTSDです)に罹患した多勢の患者の出現により、その治療法として注目を浴びました。

心身の弛緩と受動的注意集中の訓練により、催眠状態に導入された人は、自我の防衛機制が弱まり、被暗示性が亢進するので、セラピストの暗示が無意識の領域に働きやすくなります。

また催眠状態そのものが自律神経の副交感神経を優位にし、自然治癒力を高める効果も認められています。

その特性を生かして医療現場では疾病の治療補助や悪癖の矯正として、スポーツや教育の領域では自己啓発の手段として使われています。

クライアントとカウンセラーの相性について

カウンセラーとクライアントさんの相性はとてもあると思います。

相性が合うか合わないか分からないカウンセリングに、1時間1万円もの大金を支払うことに抵抗のある方もおられることでしょう。

しかしながら、プロのカウンセラーは相性の悪さもまたカウンセリングの中に生かしていきます。
どういうことかと申しますと、そのクライアントさんが
「相性が良くない」と感じる理由の中に、その方の問題を解決するヒントが隠されている可能性があるからです。

例えば、横柄な態度を取っているように見える男性のカウンセラーに、あなたが「何か嫌だな」と思ったとします。
経験豊富な力のあるカウンセラーは、そのあなたの微妙な心の動きを感じ取り、「何か抵抗がありますか?」と聞いてきます。
そこで「そんなことはありません」と逃げてしまえば、「相性の良くないカウンセラーだった」で終わってしまうのですが、しっかりとカウンセラーと向き合い、「あなたの態度が横柄に見えて…」と正直に話すことで、カウンセラーから「そうですか…私の態度が横柄に見えたんですね。ごめんなさい。ところで、身近にあなたが横柄に振舞われて、嫌な思いをしている人とかはいますか?」と聞かれ、その流れで「そう言えばうちの父が昔から…」と問題の核心に近づく…というようなことがカウンセリングの中では日常茶飯事に起きてきます。

これは一つの例ですが、時には「あなたの態度が横柄に見えて…」と言ったら怒り出すカウンセラーもいるかも知れません。
そんなカウンセラーこそ、相性の悪いカウンセラーなのではないでしょうか?

そのようなカウンセラーはもちろん論外ですが、カウンセリングに支払う1万円を生かすも殺すもあなた次第…という側面があることも心得ておいて下さい。

当たりかハズレか…みたいな受け身のギャンブルではなく、あなたが主体的、自主的に支払う料金だからこそ、カウンセリングが「効く」のだということを心の片隅に置いておいて下さい。

【残酷な漫画が流行る訳】

【残酷な漫画が流行る訳】
先日、日経ビジネスから「なぜ紙媒体が不況な折、漫画だけは好調な売り上げを継続し、特に残酷な描写のあるもの程売れる傾向にあるのは、今の社会の闇の部分を映し出しているのではないか。その辺りを専門家として分析して欲しい」との依頼があり、その取材の様子が12/11の日経ビジネスオンラインに掲載されました。
 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20141210/274992/
 
「闇」と言うと、あまり好まれない、ともすれば排除すべきもののイメージがつきまとうのですが、実際に臨床に携わってみると、現代のインターネットやバーチャルな思考、イメージ優先の世界に浸っていると、リアリティに代表される生々しい実感の欠如が様々な問題の元になることが多いように思われて来ます。それを補う為の、残酷さ、生々しさと考えると、一概にいけないこと、忌み嫌うべきものとしてはいけないような気がして来る訳です。自然にあるものを排除しようと切り離せば、それに伴う渇望もまた生まれて来る…それが自明の理なのかも知れません。
 
物事を良い悪いだけではない視点で観る心…これからの時代には特に大切なことのように思われます。
 

心気症と、ご家族の対応について

自分の身体のことに対して「いつもと様子が違う。自分は病気なんじゃないかしら?どこか悪いんじゃないかしら?」と気をもんで神経質になってしまう事を、「心気症」と呼びます。

心気症は周りの方が「気にするな」という態度を取れば悪化しますし、とは言え周りの方が共感し続けるのも大変な症状ですから、ご本人への対応を、どうしたら良いか分からなくなる事があるのも無理もありません。

ご本人様も心のどこかでは、「気にする自分が嫌」と思いながらも、気になって気になって仕方がなくなるのが心気症の症状ですから、周りの方も、「気にする」ことに否定的な態度はなるべく取らない方が良いでしょう。

とは言え、現実にはない身体のことを心配される訳ですから、受容的な態度はなかなか取り難いものです。


実は心気症に罹患される方の多くは、「寂しい」とか「不安だ」という気持ちを素直に表現できません。
そう言いたくても、「迷惑を掛けたくない」とか
「そんな自分はみっともない」という
倫理観念が強く、本当の気持ちを意識化して表現することが苦手です。

そこで、症状という正当性を無意識に作り出されて、「こっちを見て!」を、これまた無意識にやってしまうのです。

心気症は、ご本人に外に興味のある事ができて来たり、自分が必要とされる体験が再び持てるようになると、急激に快方に向かうことのある症状ですから、ご家族の方々も症状をご本人様の寂しさや、今後の不安として捉え、是非愛情を持って接してあげて下さい。

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